光回線のオプションは本当に全部いらない?|外していいもの・残すべきもの
光回線の申込では、ひかり電話、ひかりTV、セキュリティソフト、リモートサポートなど、たくさんのオプションを勧められます。店長の結論はシンプルで、「基本的に全部いらない」です。ただし1つだけ例外があります。家族のスマホのセット割の条件になっているオプションです。この記事では、外していいものと残すべきものの見分け方を説明します。
結論:セット割の条件になっているもの以外は、基本的に外す
光回線のオプションを判断する基準は、これだけです。
| オプションの種類 | 判断 |
|---|---|
| スマホのセット割の条件になっているもの | 残す |
| 家族が実際に毎月使っているもの | 残す(ほかの方法より安ければ) |
| キャッシュバックの増額条件になっているだけのもの | 月額×利用月数と比べて判断。多くは外す |
| 「最初の数か月無料」で勧められたもの | 無料期間が終わる前に外す |
| 何のためのものかわからないもの | 外す |
セット割の条件になっているオプションの例は、次のとおりです。
- auひかりの電話サービス(auスマートバリューの条件になることが多い)
- ソフトバンク光のオプションパック(おうち割 光セットの条件)
- NURO光の電話サービス(おうち割 光セットの条件)
これらは月数百円の負担で、家族のスマホが1回線あたり月550〜1,100円程度割引になります。家族に2回線以上あれば、付けておくほうが確実に得です。
よく勧められるオプションと、外していい理由
固定電話(ひかり電話)
家族全員がスマホを持っているなら、固定電話はほとんど使いません。固定電話を外していい理由は5つあります。
- 家族全員がスマホで連絡を取っている
- 固定電話にかかってくるのは、勧誘や営業の電話が多い
- 月額の基本料金に加えて、通話料もかかる
- 子どもの学校や習いごとの連絡も、スマホやアプリが中心になっている
- 引っ越しで番号が変わることもあり、番号を持ち続ける意味が薄い
ただし、セット割の条件になっている場合は、使わなくても残しておきます。電話機をつながなくても、契約していればセット割の条件は満たせます。
テレビサービス(ひかりTVなど)
光回線のテレビサービスは、アンテナなしでテレビ放送や専門チャンネルを見られるサービスです。でも、マンションの多くは共用のアンテナがあり、地上波やBSはそのまま見られます。映画やドラマは、動画配信サービスで見ている家庭がほとんどでしょう。
テレビサービスを外していい家庭は次のとおりです。
- マンションの共用アンテナで地上波・BSが見られる
- 映画やドラマは動画配信サービスで見ている
- 専門チャンネル(スポーツ、アニメなど)を毎月は見ていない
逆に、マンションにアンテナがなく、テレビ放送を見たい家庭では、テレビサービスが必要なこともあります。管理会社にアンテナの有無を確認してから判断してください。
店長メモ 家族で大画面で映画や動画を楽しむなら、光回線のテレビサービスより、動画配信サービスとテレビの組み合わせのほうが自由度が高いと店長は考えています。必要なのは、テレビサービスではなく、夜でも安定して速い回線です。
セキュリティソフト
パソコンやスマホのウイルス対策ソフトです。月額数百円のことが多いですが、次の場合は不要です。
- パソコンに、別のセキュリティソフトがすでに入っている
- WindowsやMacの標準のセキュリティ機能で足りている
- パソコンをほとんど使わず、スマホが中心
家族にパソコン初心者がいて、不安な場合は残してもかまいません。ただ、同じ機能のソフトを二重に契約していないかは確認してください。
リモートサポート・訪問サポート
設定に困ったときに、電話や遠隔操作、訪問で手伝ってもらえるサービスです。最初の設定が終われば、使う機会はほとんどありません。最初の1〜2か月が無料なら、設定が終わった時点で外しましょう。
機器の保証・延長保証
ルーターなどの機器が壊れたときに交換してもらえる保証です。レンタルの機器は、もともと故障時に無償で交換してもらえることが多いので、追加の保証は不要なことがほとんどです。
キャッシュバックの増額条件になっているオプションの考え方
一番迷うのが、「オプションを付けるとキャッシュバックが増える」パターンです。たとえば、GMOとくとくBBのauひかりでは、マンションで全員対象30,000円に、オプションの同時申込で42,000円が上乗せされ、最大72,000円という例があります(2026年3月時点)。
この場合は、次の計算で判断します。
オプションを付ける価値 = キャッシュバックの増額分 −(オプションの月額 × 付けておく月数)
たとえば、増額分が42,000円で、条件のオプションの合計が月1,500円なら、28か月以内に外せば得、それ以上付けると損、という計算になります。
ただし、注意点が3つあります。
- いつまで付けておく必要があるか:キャッシュバックの受取まで付けておくことが条件の窓口もある。受取が11か月後なら、少なくとも11か月分の月額がかかる
- 外すのを忘れないか:外すのを忘れて、何年も払い続ける人が多い
- 外す手続きが面倒でないか:電話でしか解約できないオプションもある
外すのを忘れる自信がある人(多くの人がそうです)は、最初からオプションを付けず、増額分をあきらめたほうが結果的に得になることが多いです。どうしても付けるなら、申込の日に、外す予定日をカレンダーに入れておきましょう。
「2年契約」と「縛りなし」、どちらを選ぶか
オプションとは少し違いますが、契約期間の選び方も、月額に関わる大事なポイントです。
光回線には、2年契約や3年契約のプランと、契約期間の縛りがないプランがあります。同じ回線で両方を選べる場合、縛りなしのプランは月額が数百円高く設定されていることがほとんどです。
| 比べる点 | 2年契約 | 縛りなし(同じ回線) |
|---|---|---|
| 月額 | 安い | 数百円高い |
| 違約金 | 更新月以外は月額1か月分程度 | なし |
| 向いている人 | 2年以上住む予定 | 引っ越しの予定がある |
2022年7月以降、違約金は月額1か月分程度に抑えられるようになりました。つまり、2年以上住む予定なら、月額の安い2年契約を選ぶほうが得です。縛りなしの差額(月500円なら2年で12,000円)は、違約金(4,000円前後)より大きいからです。
一方で、縛りなし光回線のように、もともと月額が安く、契約期間の縛りもない回線もあります。セット割が使えない家族なら、こちらを選ぶのが合理的です。
申込のときにオプションを付けないコツ
最初からオプションを付けないのが、一番手間がかかりません。申込のときに、次のことを意識してください。
- Webの窓口から申し込む:申込画面でオプションのチェックを自分で外せる。電話や店頭のように、口頭で勧められることがない
- 申込画面のチェックボックスを1つずつ確認する:最初からチェックが入っているオプションがあることも
- 電話や店頭では「オプションは不要です」と最初に伝える:特典のためにどうしても必要か、はっきり聞く
- 申込後の確認メールで、契約内容を見直す:付けた覚えのないオプションがないか確認する
申込の確認メールや契約書面は、あとで見返せるように保存しておきましょう。もし付けた覚えのないオプションが入っていたら、すぐに窓口に連絡してください。
今付いているオプションを確認する方法
すでに光回線を使っているなら、今どんなオプションが付いているかを確認してみましょう。
- 会員ページにログインする:契約内容の画面で、オプションの一覧を見る
- 請求書の明細を見る:毎月の請求の内訳に、オプション名と金額が出ている
- わからない名前のものは、サポートに問い合わせる:「これは何のサービスで、外すとどうなりますか」と聞く
特に、契約から時間がたっている人は、無料期間が終わって有料になっているオプションがないか確認してください。月数百円でも、何年も払い続けると数万円になります。家族の通信費全体の見直し方は家族の通信費を見直す5ステップをどうぞ。
よくある質問
Q. オプションを外すと、キャッシュバックが取り消されることはありますか?
キャッシュバックの条件として「受取時点でオプションに加入していること」を求める窓口があります。外す前に、キャッシュバックの条件を確認してください。受取が終わってから外せば安全です。
Q. オプションを外すのに費用はかかりますか?
ほとんどのオプションは、外すときの費用はかかりません。ただし、最低利用期間があるものは、期間内に外すと解約金がかかることがあります。
Q. ルーターのレンタルはオプションですか?
窓口によっては、Wi-Fiルーターのレンタルが有料オプションになっています。自分でルーターを持っているなら不要です。ただし、無料でレンタルできる場合や、セット割の条件に含まれている場合は、そのまま使うのが得です。
Q. auひかりプラスのWi-Fiパックはオプションですか?
auひかりプラスのWi-Fiパック(月770円)は、ルーターのWi-Fi 7の6GHz帯を使うのに必要で、実質的には付ける前提のサービスです。詳しくはauひかりプラスの記事をどうぞ。
Q. 電話窓口で「付けないと申し込めない」と言われました。
オプションの加入が必須の窓口は、ほとんどありません。必須と言われたら、本当に必須か、キャッシュバックの増額条件なだけではないかを確認してください。不安なら、Webの窓口から申し込むのが確実です。
まとめ
- セット割の条件になっているオプション以外は、基本的に外す
- 固定電話、テレビサービス、セキュリティ、サポートは、多くの家庭で不要
- キャッシュバックの増額条件のオプションは「増額分 − 月額×月数」で判断
- 外すのを忘れる自信があるなら、最初から付けない
- 2年以上住むなら、縛りなしより2年契約のほうが安い
- 今付いているオプションを、会員ページと請求書で確認する
- 申込はWebの窓口から。チェックボックスを1つずつ確認して、最初から付けない
家族のスマホは、どこが多い?
タップするとシミュレーターへ。キャッシュバックまで含めて、年間いくら下がるかを計算します。