光回線店長
当サイトはアフィリエイト広告(A8.net)を利用しています。紹介する回線・窓口は選定基準に沿って決めています。

賃貸マンションの光回線工事|壁に穴は開く?大家さんへの確認と当日の流れ

更新:2026年10月22日書いた人:光回線店長

「光回線の工事で壁に穴を開けたら、退去のときに修繕費を請求されるのでは」。賃貸マンションに住む家族からよく聞く心配です。結論から言うと、マンションの光回線工事は、基本的に壁に穴を開けずに済みます。この記事では、どんなときに穴が必要になるのか、事前に誰に何を確認すればいいのかを説明します。

結論:マンションの工事は、基本的に穴を開けない

マンションの光回線工事で壁に穴を開けることは、あまりありません。理由は、光ファイバーを部屋の中に通すとき、すでにある経路を使うのが基本だからです。

部屋に光ファイバーを通す経路 穴を開けるか
既存の光コンセントを使う 開けない
電話線の配管(空配管)を使う 開けない
エアコンのダクトの穴を使う 開けない(すき間を通す)
換気口を使う 開けない
上の経路がどれも使えない 開けることがある(事前に相談)

穴を開ける必要があるのは、ほかの経路がどれも使えない場合に限られます。その場合も、工事の担当者がその場で勝手に開けることはなく、契約者に確認してから進めます。

工事の種類:光コンセントがあるかで変わる

マンションの光回線工事は、部屋の状況によって大きく3つに分かれます。

光コンセントがすでにある(無派遣工事・簡単な工事)

部屋の壁に光コンセントがすでにある場合は、工事はとても簡単です。回線の会社の局舎側での切り替えだけで済み、作業員が部屋に来ない「無派遣工事」になることもあります。この場合は、届いた機器を光コンセントにつなぐだけで開通します。

光コンセントがない(屋内配線工事あり)

光コンセントがない場合は、作業員が部屋に来て、共用部から部屋まで光ファイバーを通し、光コンセントを取り付けます。作業時間は1〜2時間ほどが目安です。電話線の配管や、エアコンのダクトを使って光ファイバーを通すのが一般的です。

ドコモ光の場合、2026年6月以降の申込では、屋内配線工事ありの工事料は28,600円、なしは18,260円です。工事料は特典で実質的に相殺されることが多いですが、途中で解約すると残りを払うことになります。

建物に設備がない(引き込み工事)

建物に回線の設備がない場合は、電柱から建物や部屋まで光ファイバーを引き込む工事が必要です。NURO光の未導入の建物や、戸建て向けのプランで部屋に直接引く場合がこれにあたります。外壁に光ファイバーを固定する金具を付けたり、場合によっては壁に小さな穴を開けたりすることがあります。

この工事は、必ず大家さんや管理会社の許可が必要です。

事前に、誰に、何を確認するか

工事のトラブルを避けるために、申込の前に確認しておきましょう。

賃貸の場合:大家さん・管理会社に確認

賃貸マンションの場合は、大家さんか管理会社に、次のことを確認してください。

  1. 光回線の工事をしてもいいか
  2. 建物に入っている光回線の会社(どの会社なら工事が簡単か)
  3. 穴を開ける必要が出た場合はどうするか(事前に相談が必要か、禁止か)
  4. 外壁や共用部に機器や配線を付けてもいいか(引き込み工事の場合)
  5. 退去時に、光コンセントや配線を撤去する必要があるか

確認は、電話でも構いませんが、メールや書面で記録を残しておくと、退去のときに安心です。「〇月〇日に、光回線の工事の許可をいただきました」という記録があれば、あとで修繕費をめぐるトラブルになりにくくなります。

分譲の場合:管理組合・管理会社に確認

分譲マンションの場合は、部屋の中は自分の持ち物ですが、共用部や外壁は管理組合の管理です。共用部の工事や、外壁への引き込みには、管理組合の承認が必要になることがあります。管理規約を確認し、管理会社を通じて申請してください。

店長メモ 光回線の工事は、基本は壁に穴を開けません。それでも心配な人は、申込のときに「穴は開けないでほしい」と伝えておくと、工事の担当者に共有してもらえます。当日も、穴が必要と言われたら、その場で断ってかまいません。

工事当日の流れ

光コンセントがない部屋で、屋内配線工事がある場合の、当日の流れの例です。

  1. 作業員が来訪:予定の時間帯に到着。名刺や会社名を確認
  2. 配線の経路を確認:共用部の設備と、部屋の配管やダクトを確認し、経路を決める
  3. 経路の説明と確認:穴を開ける必要がある場合は、ここで説明がある。不安なら断ってよい
  4. 光ファイバーの配線:配管やダクトを通して、部屋まで光ファイバーを通す
  5. 光コンセントの取り付け:壁に光コンセントを付ける(両面テープやネジ止め)
  6. 機器の接続と開通確認:ONUをつないで、通信できるか確認
  7. 作業完了:作業の内容を確認して、終了

立ち会いは、契約者本人でなくても、家族など成人の方がいれば大丈夫なことがほとんどです。作業中は、配線の経路になる場所(エアコンの周り、電話の差し込み口の周り、クローゼットの中など)の荷物をどけておくと、スムーズに進みます。

光コンセントの取り付けで、壁に跡は残る?

光コンセントは、壁に両面テープかネジで取り付けます。ネジの場合は、小さなネジ穴が残ります。画びょうの穴程度の大きさですが、気になる場合は、両面テープでの取り付けをお願いしてください。

工事の前日までに準備しておくこと

工事の当日にあわてないよう、前日までに次の準備をしておきましょう。

  1. 工事の日時と、作業員の会社名を確認する:申込の確認メールや、工事日の案内に書かれている
  2. 配線の経路になりそうな場所を片付ける:電話の差し込み口の周り、エアコンの周り、光コンセントを付けたい場所の近く
  3. ルーターを置きたい場所を決めておく:光コンセントの位置を、ルーターを置きたい場所の近くにできないか、当日相談できる
  4. 大家さんや管理会社の許可を確認しておく:引き込み工事がある場合は、許可の記録を手元に
  5. 共用部の鍵や、立ち入りの届け出が必要か確認する:MDF室など、共用部の設備に作業員が入るとき、管理会社への連絡が必要な建物もある
  6. 駐車スペースを確認する:作業員の車を停める場所がないと、作業の開始が遅れることがある

特に5つ目は見落とされがちです。マンションの共用部の設備室は鍵がかかっていることが多く、管理会社に事前に連絡しておかないと、当日に作業ができないことがあります。工事の日程が決まったら、管理会社に一言伝えておきましょう。

光コンセントの位置は、あとから変えるのが大変です。ルーターを家の中央に置きたい場合は、当日、作業員に「この近くに付けられませんか」と相談してみてください。配管の位置によっては難しいこともありますが、相談する価値はあります。

退去するときの注意

退去するときは、光回線の撤去が必要かどうかを確認してください。

  • 回線の会社の撤去工事:回線によっては、解約時に撤去工事が必要な場合がある。auひかりのように、撤去が任意になっている回線もある
  • 大家さんの意向:光コンセントや配線を残しておいていいか、撤去してほしいか

光コンセントが残っていると、次の入居者が工事なしで光回線を使えるので、残してほしいと言われることも多いです。退去の前に、管理会社に確認しておきましょう。

工事ができない、許可が下りないときは

大家さんの許可が下りない、建物の事情で工事ができない、という場合もあります。その場合の選択肢は次のとおりです。

  1. 別の会社の回線で、工事が簡単なものを探す:建物にすでに設備がある回線なら、許可が下りやすい
  2. ホームルーターを使う:工事が不要。コンセントに挿すだけ
  3. 全戸一括型のネットを使う:建物に備え付けのネットがあれば

ホームルーターの選び方はホームルーターの結論、建物の設備の確認方法は配線方式の見分け方にまとめています。

よくある質問

Q. 工事の日に仕事で立ち会えません。

家族など、成人の方が立ち会えれば大丈夫なことがほとんどです。土日の工事を選べる会社もありますが、混み合いやすく、追加の料金がかかることもあります。

Q. 工事はどれくらい前に予約すればいいですか?

通常は、申込から2週間〜1か月ほどで工事日が決まります。3〜4月の引っ越しシーズンは、1か月以上先になることもあります。引っ越しに合わせるなら、早めに申し込んでください。詳しくは引っ越しのネット回線の手続きをどうぞ。

Q. 工事の音や時間で、近所に迷惑がかかりませんか?

マンションの屋内配線工事は、大きな音が出る作業はほとんどありません。共用部での作業もありますが、短時間で終わることが多いです。気になる場合は、工事の日を事前に管理会社に伝えておくと安心です。

Q. 工事の当日に、追加の料金を請求されることはありますか?

申込時に案内された工事費以外の料金を、当日に請求されることは基本的にありません。不明な請求があれば、その場で払わず、回線の会社のサポートに確認してください。

Q. 退去時に、光回線の工事が原因で修繕費を請求されました。

工事の前に許可を取った記録があれば、それを示して話し合ってください。国土交通省の原状回復のガイドラインでは、通常の使用による損耗は借主の負担にならないとされています。困ったときは、消費生活センターに相談するのも1つの方法です。

まとめ

  • マンションの光回線工事は、既存の配管やダクトを使うので、基本的に穴を開けない。穴が必要と言われたら断ってよい
  • 光コンセントがあれば工事は簡単。ない場合は1〜2時間の屋内配線工事
  • 建物に設備がない場合の引き込み工事は、必ず大家さんや管理組合の許可を取る
  • 許可はメールや書面で記録を残しておくと、退去時に安心
  • 工事ができなければ、ホームルーターや全戸一括型のネットも選択肢
  • 工事の前に管理会社へ一言連絡。共用部の鍵や立ち入りの届け出が必要な建物もある
  • 光コンセントの位置は、ルーターを置きたい場所の近くにできないか当日相談する
光速シミュレーター

家族のスマホは、どこが多い?

タップするとシミュレーターへ。キャッシュバックまで含めて、年間いくら下がるかを計算します。

出典・参考
シミュレーター