auひかりプラスはマンション家族に得か損か|料金の内訳と向いている人
auひかりプラスは、2026年9月17日にKDDIが始めた新しいネット回線です。光回線とau 5Gを1台のルーターでまとめて使えるのが特徴で、BIGLOBEでは「BIGLOBE光プラス」という名前で提供されています。結論から言うと、建物にauひかりが入っていないau・UQ家族には有力な選択肢、すでにauひかりを使える建物なら従来型のほうが安く済みます。
| 月額 | マンション1ギガ 4,642円+ルーター858円+Wi-Fiパック770円 |
|---|---|
| セット割 | auスマートバリューの対象 |
| 速度 | マンションでも全国で10ギガを選べる。光の障害時はau 5Gに切替 |
| 契約期間 | 2年 |
| 特典 | BIGLOBEはクーポン入力で1ギガ合計73,000円(12か月目と24か月目の2回払い) |
| 窓口 | BIGLOBE / So-net / @nifty |
結論:「auひかりが入っていない建物のau・UQ家族」の新しい答え
これまで、au・UQモバイルの家族がマンションでセット割を使うには、建物にauひかりの設備があることが前提でした。設備がない建物では、セット割の対象になる別の回線を探すか、割引をあきらめるしかありませんでした。
auひかりプラスは、この状況を変えるサービスです。KDDI自身の光回線に加えて、提携事業者の回線(NTT系の光回線)も使えるため、auひかりが入っていないマンションでも、auスマートバリューの対象になる光回線を引けるようになりました。
向いている人と向いていない人を先に整理しておきます。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 建物にauひかりがないau・UQの家族 | 建物にauひかりがあり、1ギガで十分な家族 |
| マンションで10ギガを使いたい人 | 月額をとにかく安く抑えたい人 |
| 引っ越し直後、工事を待たずにネットを使いたい人 | 家族のスマホがドコモ・ソフトバンク中心の人 |
| 通信障害に備えたい在宅ワークの人 | 2年以内にまた引っ越す予定の人 |
毎月いくらかかるのか:公表の月額だけ見ると安く見える
auひかりプラスの料金で一番気をつけたいのは、公表されている「ネットの利用料」だけでは実際の支払額にならないという点です。ルーターのレンタル料と、Wi-Fiパックが毎月かかります。
BIGLOBE光プラスの場合、2年契約・税込の料金は次のとおりです。
| 項目 | マンション1ギガ | マンション10ギガ |
|---|---|---|
| ネット利用料 | 4,642円 | 6,380円 |
| ハイブリッドホームルーター | 858円 | 858円 |
| Wi-Fiパック(電話含む) | 770円 | 770円 |
| 合計 | 6,270円 | 8,008円 |
これに加えて、開通から24か月は工事費の分割分が乗ります。ただし工事費は「初期費用相当額割引」で同じ額が差し引かれるため、2年使い続ければ実質負担は0円になる設計です。
Wi-Fiパックは「付けなくてもいいオプション」に見えますが、ルーターのWi-Fi 7の6GHz帯を使うにはこの申込が必要です。またKDDIは「Wi-Fiパックデビュー割」として、一定期間770円を割り引くキャンペーンも用意しています。実際には付ける前提で計算しておくのが安全です。
KDDIの「実質ご負担額」は割引をすべて使った場合の数字
KDDIが発表時に示した料金例(戸建て10ギガ・BIGLOBE・2年契約)では、「実質ご負担額」が月6,000〜7,000円台と表示されていました。この数字は、次の割引や特典をすべて差し引いたあとの金額です。
- ひかり準備割(開通前の月額を割引)
- 初期費用相当額割引
- Wi-Fiパックデビュー割
- auひかりプラスでんきセット割(auでんきの契約が必要)
- au PAY ゴールドカード特典(カード契約が必要)
auでんきやゴールドカードを使っていない家庭では、この「実質ご負担額」まで下がりません。比較するときは、自分が実際に使える割引だけを足し引きして計算してください。
従来のauひかりと比べると、違いは4つ
| 比べる点 | auひかり(従来) | auひかりプラス |
|---|---|---|
| 使える建物 | auひかりの設備がある建物 | NTT系の光回線がある建物も可 |
| マンションの10ギガ | ほぼ選べない | 全国で選べる(対応設備が必要) |
| 開通前 | 使えない | ルーターが届いた日からau 5Gで使える |
| 光の障害時 | 使えない | au 5Gに切り替えられる(開始時点は手動) |
| 月額(マンション1ギガ) | 約3,740円〜(タイプで変動) | 4,642円+ルーター858円+Wi-Fiパック770円 |
一番大きいのは、マンションの10ギガが全国に広がったことです。これまでau系の10ギガは、関東の戸建てが中心でした。在宅で大きなデータを扱う仕事をしている人や、家族全員が同時に高画質の動画やゲームを使う家庭にとっては、待っていた選択肢です。
一方で、家族4人が普通に動画やSNS、オンライン授業を使う程度なら、1ギガで足ります。10ギガが本当に必要かどうかは10ギガはマンション家族に必要かで判断できます。
「開通前から使える」は引っ越し家族にうれしい
光回線の開通工事は、引っ越しシーズンだと1か月以上先になることもあります。その間、スマホのテザリングでしのぐのは家族ではかなり厳しいものです。
auひかりプラスは、ルーターが届いた日からau 5Gの回線でネットが使えます。開通までの最大4か月は「ひかり準備割」で月額が0円になる仕組みです。引っ越し直後のネットの空白をなくせるのは、家族世帯には実用的なメリットです。
キャッシュバックは2回払い。早く解約すると受け取れない
BIGLOBE光プラスを公式サイトから申し込む場合、2026年9月時点のキャッシュバックは次のとおりです。
| プラン | 全員対象(12か月目) | クーポン入力で増額(24か月目) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1ギガ | 45,000円 | 28,000円 | 73,000円 |
| 10ギガ | 55,000円 | 28,000円 | 83,000円 |
増額分を受け取るには、申込時にクーポンコード「PLS」の入力が必要です。オプションの加入は不要で、新規・事業者変更・転用のどれでも満額の対象になります。
ただし受け取りは、12か月目と24か月目の2回に分かれます。それぞれ45日間の受取手続きが必要で、その前に解約すると受け取れません。2年以内に引っ越す可能性があるなら、このキャッシュバックは当てにしないほうが無難です。
店長メモ 2回払いで、しかも2年後に受取手続きがある設計は、正直なところ忘れやすいです。申し込んだ日に、スマホのカレンダーへ「12か月後」と「24か月後」の予定を入れておいてください。
提供しているプロバイダは3社。条件はそれぞれ違う
auひかりプラスは、BIGLOBE・So-net・@niftyの3社から申し込めます。回線の仕組みは共通ですが、受付開始時期、料金、特典の内容はプロバイダごとに異なります。
1社だけ見て決めずに、少なくとも次の3点は横並びで比べてください。
- 月額(ルーター代・Wi-Fiパック込み)の合計
- キャッシュバックの金額と、受取時期・条件
- 契約期間と解約時の費用
BIGLOBEはKDDIの子会社で、auひかりプラスを主力メニューとして前面に出しています。サポートの丁寧さにも定評があります。
申込から開通までの流れ
- 住所で提供状況を確認する:プロバイダのサイトで、建物で使える回線タイプを確認
- プランを選ぶ:1ギガか10ギガか。迷ったら1ギガで十分なことが多い
- 申し込む:クーポンコードの入力を忘れずに
- ルーターが届く:届いた日からau 5Gで利用開始
- 開通工事:光回線の工事日を調整。完了後は光回線に切り替わる
- セット割を申し込む:auスマートバリュー、UQの自宅セット割は自分で申込が必要
- キャッシュバックの手続き:12か月目と24か月目に案内が届く
家族のケース別:auひかりプラスを選ぶか
同じau・UQの家族でも、住まいの状況で答えが変わります。よくある4つのケースで考えてみます。
ケース1:建物にauひかりがあり、家族は動画とSNSが中心。従来のauひかりで十分です。マンションタイプの月額は約3,740円〜で、auひかりプラスの1ギガ(ルーター代・Wi-Fiパック込みで6,270円)より毎月2,000円以上安くなる可能性があります。2年で5万円前後の差です。
ケース2:建物にauひかりがなく、NTTの光回線だけがある。auひかりプラスが有力です。これまでは、セット割をあきらめるか、別の会社の回線を探す必要がありました。家族のau・UQ回線が3回線あれば、セット割で月1,650〜3,300円が戻ってくるので、ルーター代とWi-Fiパックの負担を吸収できます。
ケース3:引っ越し直後で、すぐにネットが必要。auひかりプラスの「開通前から5Gで使える」が効いてきます。開通工事が1か月先でも、ルーターが届いた日から家族全員がWi-Fiを使えます。テザリングでスマホのデータ容量を使い切る心配もありません。
ケース4:夫婦のどちらかが在宅で、大容量のデータを扱う仕事をしている。10ギガと、光回線の障害時に5Gへ切り替えられる仕組みが役に立ちます。ネットが止まると仕事が止まる家庭にとって、障害時の予備回線は保険のような価値があります。ただし提供開始時点では切替が手動なので、切り替え方を事前に確認しておきましょう。
よくある質問
Q. 今auひかりを使っています。auひかりプラスに変えるべきですか?
今の速度に不満がなければ、急いで変える理由はありません。10ギガが必要になった、通信障害への備えが欲しい、といった具体的な理由ができてから検討すれば十分です。
Q. au 5Gの回線は、光回線の代わりにずっと使えますか?
auひかりプラスの5Gは、あくまで開通前と障害時のための仕組みです。普段は光回線で使う前提のサービスなので、光回線の工事ができない建物向けではありません。工事ができない場合はホームルーターを検討してください。
Q. ドコモやソフトバンクのスマホでも契約できますか?
契約はできますが、セット割が使えないので割高になります。家族のスマホに合わせた回線はセット割早見表で確認できます。
まとめ
- auひかりが入っていない建物のau・UQ家族に向いた新サービス
- 月額はネット利用料にルーター858円とWi-Fiパック770円が加わる
- 「実質ご負担額」はauでんき等を使った場合の数字。自分に使える割引だけで計算する
- マンションでも10ギガが全国で選べる。開通前から5Gで使える
- キャッシュバックは12か月目と24か月目の2回払い。カレンダーに予定を入れておく
| 月額 | マンション1ギガ 4,642円+ルーター858円+Wi-Fiパック770円 |
|---|---|
| セット割 | auスマートバリューの対象 |
| 速度 | マンションでも全国で10ギガを選べる。光の障害時はau 5Gに切替 |
| 契約期間 | 2年 |
| 特典 | BIGLOBEはクーポン入力で1ギガ合計73,000円(12か月目と24か月目の2回払い) |
| 窓口 | BIGLOBE / So-net / @nifty |
家族のスマホは、どこが多い?
タップするとシミュレーターへ。キャッシュバックまで含めて、年間いくら下がるかを計算します。