通信速度

同じ光回線でも、引っ越し先が光ファイバー or 電話回線を使用したネット回線なのかで通信速度は違う!

光ファイバーは光ファイバーで同じ光回線だと思いますよね。

実は違うんです。中には、VDSLという方式の最大通信速度が100Mbpsしか出ないものがあります。

マンションの構造上で同じ光回線でも、最大通信速度が100Mbps・300Mbps・664Mbps・1Gbps・10Gbpsのように分かれます。(これ以外にも細かく分かれていますが、ほとんどこのような枠に当てはめられると思います。)

(一例として、auひかりであれば、最大664Mbpsにすることが可能です。他には関東だけ?イッツコムも300Mbpsが可能です。)

マンションの共用部までは1本、光ファイバーを使用しているが、そこから各部屋までは電話回線を用いているケースがある。それだと最大100Mbpsしか出ない。

1-1. 光ファイバー方式(FTTH)

最新の配線方式で、建物内まで光ファイバーケーブルが直接引き込まれます:

・理論値で最大10Gbps

・距離による減衰が少ない

・ノイズの影響を受けにくい

・将来的な高速化に対応可能

1-2. 電話回線方式(VDSL)

既存の電話回線を利用する方式:

・理論値で最大100Mbps程度

・距離による速度低下が大きい

・ノイズの影響を受けやすい

・高速化には限界がある

2. 実際の通信速度への影響

2-1. 光ファイバー方式の特徴

実測値の目安: ・下り:200-800Mbps程度 ・上り:100-500Mbps程度

メリット: ・安定した高速通信が可能 ・多人数での同時利用に強い ・大容量データの送受信がスムーズ ・テレビ会議などの動画通信が快適

デメリット: ・工事費用が比較的高額 ・工事の手間が大きい ・機器の設置スペースが必要

2-2. 電話回線方式の特徴

実測値の目安: ・下り:30-80Mbps程度 ・上り:10-40Mbps程度

メリット: ・工事が比較的簡単 ・既存設備を活用できる ・初期費用が抑えられる ・機器がコンパクト

デメリット: ・距離による速度低下 ・建物内の配線状態の影響を受けやすい ・同一建物内での混雑の影響が大きい ・将来的な高速化が難しい

3. 利用シーンごとの影響

3-1. 一般的なインターネット利用

光ファイバー方式

・Webサイトの表示が瞬時 ・動画のバッファリングがほぼない ・大容量ファイルのダウンロードが速い ・クラウドサービスの反応が快適

電話回線方式

・通常のWeb閲覧は問題なし ・動画視聴時に多少の待ち時間 ・大容量ファイル転送に時間がかかる ・peak時の速度低下が顕著

3-2. 動画視聴

光ファイバー方式

・4K/8K動画もスムーズ ・複数デバイスでの同時視聴が可能 ・ライブ配信の遅延が少ない ・高画質での視聴が安定

電話回線方式

・HD画質までは安定視聴可能 ・4K視聴は環境による ・同時視聴は限定的 ・peak時に画質が低下する可能性

3-3. オンラインゲーム

光ファイバー方式

・ping値が安定 ・大規模アップデートもスムーズ ・マルチプレイが快適 ・ラグが少ない

電話回線方式

・casual gameは問題なし ・大型アップデートに時間がかかる ・マルチプレイ時の遅延が気になる場合も ・peak時のラグが気になる

VDSL方式の人の中で100Mbpsしか出ない人は、ホームルーターを契約することを検討しましょう!

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